皆さん、虫歯になっても歯を削らないで良い場合があることをご存知ですか?
虫歯は、C0~C4の5段階に分かれます。
数字が大きくなるにつれて大きな虫歯になっていくのですが、そのうち C0(シーオー)、C1(シーワン)と呼ばれる初期虫歯は、削らずに経過観察できます。
わたしは学生時代に、このことを知りませんでした。
そこで自分の歯を見て黒いところがあったら、学生の相互実習で友達に削ってもらっていました。痛くもないし、しみてもいなかったので、C0~C1だったと思います。
そして残念なことに、その場所の1つは詰め物がとれたりを繰り返すようになってしまいました。
経過観察をしていればそんな厄介なことは起こらなかったのですが、自分で頼んで削ってもらったので仕方ないですね。
今考えるともったいないことをしたものです。
初期虫歯の経過観察の一例
下の方は7箇所のC1があり、3ヶ月に1回の定期健診で様子をみています。
以前、虫歯の治療をしたのですが、歯がとても柔らかく虫歯になりやすい歯の質をしていました。
そこで「C0~C1は定期的にチェック、クリーニング、フッ素塗布することにより経過観察していきましょう」とお話ししたかたちです。
ご本人の熱心な歯ブラシの成果もあって、その後、虫歯が進行しそうな気配はありません。
他にも、多数の方のC0~C1を定期チェックしています。
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