治療したら、かえってしみるようになってしまった… どうしてなの？
歯の治療で、金属の詰め物をつけたあと、一時的にしみることがあります。
これは、詰め物をつけるときのセメントの刺激や、金属の熱伝導率が高いために、知覚過敏が生じることが原因なのですが、
「治療したら、かえってしみるようになってしまった…」と不安になる方も多いです。
そのようなときに、わたしがよくお話しするのが、だんだん新しい象牙質（第2象牙質）ができること。
歯は一番外側から「エナメル質⇒象牙質⇒神経」という順序になっていて、
刺激の部位に呼応するように新しい象牙質（第2象牙質）が徐々にでき、そうすると少しずつしみなくなります。
身体の防御作用ですね。
まれに我慢できないぐらいの治らない知覚過敏になることもあり、そのような場合、 患者さんと相談して神経を除去することもありますが、たいていは数週間、様子をみると自然に治ります。
ただ、そう言われても心配になってしまう人が多いのも事実。
気になるようでしたら、ご連絡いただければ拝見します。
