実際の治療例を載せました。ご来院の参考にしてください
例① このままじゃ良くないですよね…
子どもの虫歯治療に付き添っていたお母さんが、
「実はわたし、つめ物がとれてるんです。このままじゃ良くないですよね…」とおっしゃっていました。
何回かお子さんの治療で一緒にいらした後、「先生、わたしも頑張ってみます」とご自分の予約も入れたかたちです。
お口の中を拝見すると、詰め物が取れた場所は虫歯になっていましたが、神経には届いてません。
咬む面に限局した虫歯だったのでプラスチックで治しました。
「綺麗になったし、治して良かったです」とおっしゃっていました。
「まだそれほど痛くないし」「穴が開いてるけど、忙しいしな」と思う気持ちもわかりますが、虫歯は放置していると進行します。
神経を保存できるうちに対処することをおすすめします。
※術前術後には個人差があり、同様の治療結果を示すものではありません。
例② 奥歯に黒い点がある!
「奥歯に黒い点がある!もしかしたら虫歯でしょうか?」とおっしゃって来院された方です。
お口の中を拝見すると下の奥歯に黒い点があり、 調べてみると虫歯でした。
それほど大きな穴に見えないですが、虫歯は歯の内部で広がる性質があり、歯の第2層の “象牙質” に届いた状態です。
張り出している部分をドリルで除去してから、手用器具で虫歯を取り除きました。
咬む面のみの虫歯でしたのでプラスチックで治しています。
※術前術後には個人差があり、同様の治療結果を示すものではありません。
例③ 10年ぶりの歯医者
健診希望で10年ぶりに歯医者にいらした方です。
歯がしみるなどの症状は無かったのですが、お口の中を拝見すると何個か虫歯がありました。
前歯、奥歯ともに麻酔をしてからプラスチックを詰めて治しました。
もう少し放置していたら、おそらく神経を除去することになったと思います。
「歯医者は苦手…」の気持ちもわかりますが、虫歯はなってしまったら、自然に治りません。
気になるところがありましたら、早めにご来院くださいね。
※術前術後には個人差があり、同様の治療結果を示すものではありません。
例④ 奥歯へのプラスチック
「子供時代に治療した金属製の詰め物が欠けてきたので、治してもらえないでしょうか」と来院された方です。
右の金属は “アマルガム” 、左の金属は “金銀パラジウム合金” という種類。
アマルガムは1980年代以前に多く使われていた金属、金銀パラジウム合金は現在の保険診療で使うように指定されている金属です。
昔はプラスチックの材料がなかったので、古い治療だとこのような金属の詰め物がほとんど。
(金属をプラスチックへ交換する場合、歯の横に虫歯が及んでいると強度不足でプラスチックを使えません。2022年4月の保険改定で、条件を満たせば歯の横の虫歯もCADCAMインレーというプラスチックの白い詰め物で治すことができるようになりました)
“咬む面” の金属を除去し、プラスチックで治しました。
※術前術後には個人差があり、同様の治療結果を示すものではありません。
例⑤ 取れた銀歯を再セット
歯科にかかる理由で意外に多いのが、被せものや詰め物が取れてしまうこと。
被せものが取れたときは虫歯の有無で処置が変わり、虫歯がなければ再装着、 あったら治療して新製です。
このケースは虫歯はありませんでした。
しっかりした骨格の方なので、咬合力が強くセメントが壊れたのでしょう。
取れた銀歯を接着性セメントで再装着。これでしばらく大丈夫です。
※術前術後には個人差があり、同様の治療結果を示すものではありません。