即時義歯~金属床

下の写真は11本つながったブリッジの、中間にある歯が4本折れている状態。

不快症状は無く、下手に除去すると入れ歯になるので、何年も前から経過観察していました。

外れたブリッジ

「ブリッジの歯が何本か折れているので、もしかしたら今後外すことになるかもしれません。ただ、外すと部分入れ歯になってしまいます」

と前からお伝えしてあり、

「先生わかりました。なるべく長持ちしたらいいですね」

とおっしゃっていただいてます。

こういう場合、あらかじめ歯の状態が悪いことを伝えておかないと、突然入れ歯になってしまったときの落差を受け入れられないことがあります起こり得る事態を前もってお伝えしておくことは、とても大切です。

最近になり揺れが増して、
定期健診のときに

「先生、さすがにもう無理だと思うので抜いてください」

とおっしゃい、わたしも

「そうですね。そろそろ抜いても良い頃ですね」とお答えし、

治療をはじめることになりました。

しかし、11本分の被せものをいきなり除去すると、歯がいっぺんに無くなりお食事ができません。

このようなときは「即時義歯」といって、歯を抜く前に入れ歯をつくっておき、抜歯と同時に装着する方法をとります。

即時義歯

1時間半のアポイントをとって、
ブリッジ除去 ⇒ 抜歯 ⇒ 義歯装着、を一気におこないました。

除去したブリッジ

ブリッジを除去しました。
割れている歯も一緒についてきます。

残根の歯

割れた歯の上にハグキがのっていました。
“残根” という状態です。

ティシュコンを貼った義歯

専用の入れ歯安定剤をつけ、粘膜に合わせてから抜歯しました。
抜歯後すぐに入れ歯を装着します。

即時義歯のセット

入れ歯安定剤を交換しながら、3か月ほど傷が治るのを待ちました。

バイトアップした下顎

傷が治るあいだに、入れ歯の高さを上げます。

抜歯かの治癒

傷が治りました。

筋圧形成

最終入れ歯の型どりをします。

「先生、少しお金がかかってもいいから、良い入れ歯にしてもらえますか」
とおっしゃっていただいたので、チタンの金属床義歯をつくります。

咬合採得

咬み合わせの記録をとりました。

試適

口腔内のロー義歯

完成一歩前の状態(ロー義歯)の試し入れをしました。問題ないです。

セットした入れ歯

金属床義歯が完成し、セットしました。

手のひらの金属床義歯

チタン製なので薄くて軽いです。

口腔内に装着した金属床義歯

口を開けても落ちません。何でも美味しく食べられるそうです。

6ヶ月の治療期間でした。