まず最初に
「わたしの歯の色って黄色いな」
そんなふうに思っている方は案外多いと思います。
なぜなら、そもそも日本人の歯の色は「真っ白」ではなく、多少黄色みがかっているからです。
健康上の問題はありませんので、気にならなければそのままでまったくかまいません。
「自分の歯が黄色いなぁ」と感じるのは当たり前のこと。「このままでもいいか」と思っている方はそのままで何の問題もありません。
ただ、そうはいっても…
ただ、「そうはいっても歯を白くしたい」
そう思う人も多いと思います。
この記事を書くにあたってホワイトニングに関する本をアマゾンで4~5冊買って読んでみたところ、
『「歯が黄色いな」と思っている方は多くいると思います。ある全国アンケートでは約8割の人が「ホワイトニングに興味がある」と回答しています。みなさんも「歯が白くなったらいいな」と、お思いでしょう。
しかし実際にホワイトニングを受けたことのある人はわずか5%ほどと、かなりのギャップが存在します。』(「ホワイトニングはまだやるな!」小笠原慶一著)
と書いてありました。
「わたしの歯の色ってもともと黄色いんだけど、ホワイトニングで白くならないかなぁ」そう思っているけど、「実際にホワイトニングをする勇気がない」という人が多いということですね。
ホワイトニングは歯を削りませんし、麻酔をすることもありません
しかし、勇気なんて持つ必要はありません。
歯医者に行って「ホワイトングをお願いします」 そう言えばよいだけです。
ホワイトニングは歯を削りませんし、麻酔をすることもありません。担当するのは歯科衛生士ですし、費用はセラミック1本を入れる場合の半分以下です。
あなたの歯が天然の自分の歯であれば、ホワイトニングは「歯を白くする一番簡単な方法」。
「歯医者に行く」というと多少緊張してしまうかもしれませんが、ホワイトニングは緊張して身構えて受けるような処置ではないですよ。
ホームホワイトニング
内田デンタルで行っているのは「ホームホワイトニング」という自宅でおこなうホワイトニングで、現在「オパールエッセンスGo」という薬を使っています。
「オパールエッセンスGo」1箱には、内側には漂白ジェルが入ったホワイトニングトレーが10個入っています。
このトレーを口に入れるのを1日90分、10日間おこなっていただくかたちです。
なお、当院は未成年(18才未満)へのホワイトニングはおこなっていません。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングに過剰な期待をして来院する方がときどきいらっしゃいますが、
ホワイトニングの効果は歯の質によって個人差が大きく、どれくらい白くなるかは人によって違います。
通常は現在の状態より白い歯になりますが、すべての方が必ずしも理想の白さに改善される保証はありません。
また、ホワイトニングの効果は永久的ではありません。1年以上経過すると色調が後戻りすることがあります。
他にも、いろいろ注意点があります。
ホワイトニングについてよくわからない状態で施術を受けるのはトラブルの元なので、下に掲載したことをよく理解したうえでお申込みすることをお願いしております。
ホワイトニングの効果がない歯について
ホワイトニングで歯の色が白くなるのは自分の歯(天然歯)だけです。詰め物や被せ物など人工物の色は変化しません
幼少期(歯の形成期)にテトラサイクリン系抗生物質を多量摂取したことによる先天的なグレー色の変色歯、神経をとったことが原因の変色歯、歯についている金属が原因の変色歯もホワイトニングの効果はほとんどありませんので、ホワイトニング施術後にセラミックなどで治すことになります。
ホワイトニング後に、もともと入っていた被せ物や詰め物を見た目の改善のために作り直すときは自由診療になります
ホワイトニング後に白くなった自分の歯(天然歯)と、もともと入っていた詰め物や被せ物と色の差が気になるときがあるかもしれません。
ホワイトニング後に起きた色の差を無くすには、詰め物や被せ物をやり直すことをおすすめしますが、審美目的の治療となるために原則として保険診療が適用できず自由診療となります。
(健康保険の詰め物・被せ物は歯がむし歯などの病気になった場合に適用できます。「見た目を綺麗したい」というのは病気の治療ではないので健康保険の範囲外です。(美容整形に保険が効かないのと同じ理由です))
知覚過敏が悪化する可能性があります
ホワイトニングは薬剤の刺激で知覚過敏を起こしやすく、すでに知覚過敏の傾向にある歯はホワイトニングによってさらに悪化する可能性があります。
知覚過敏が起きた場合、通常はホワイトニングを数日休めば自然に治癒しますが、まれにホワイトニングによって生じた知覚過敏がまったく治らないケースがあり、その際は「歯の神経除去→根管治療→被せ物」といった一連の処置をおこなうことになります。
この処置は保険診療でできますが、数カ月の治療期間が必要で治療費も別途発生します。被せ物をセラミックにしたい場合は自費診療の治療費も併せて必要となります。
虫歯がある場合などはホワイトニングができません
虫歯がある場合はホワイトニングの薬が虫歯にしみて痛みがでることがあるので、歯科医が虫歯を治したあとでないとホワイトニングはできません。
また、くさび状欠損がある方、咬耗症が進んでいる方、ひどい知覚過敏や進んだ歯周病の方も歯科医がその治療をおこなったあとでないとホワイトニングはできません。
ホワイトニングを行うと、歯の表面に点状や帯状の白い部分が現れることがあります
これは歯に元々あったものがホワイトニングにより強調されたもので、ホワイトニングをする前よりも多少目立ってしまうこともあります。
「歯のクリーニング」と「歯のホワイトニング」は違います
なお、「歯のクリーニング」と「歯のホワイトニング」を混同している方がときどきいるのですが、この2つはまったく別ものです。
「歯のクリーニング」は歯の表面についた着色や汚れを落とすことで、「歯のホワイトニング」は歯に漂白剤(過酸化水素)を作用させて歯の色を脱色させることです。
ホワイトニングを行う前に通常は歯のクリーニングをおこないますが、これは歯の着色や汚れを落としておかないと漂白剤が効かないためにおこなう処置です。
ホワイトニングの料金、およびキャンセル規定
ホワイトニング料金
28,000円(税込)
(※料金内に下記①~③を含みます)
① 薬剤1箱
② 衛生士1時間の1回目施術
(薬剤使用の説明 + 歯のクリーニング + 歯の色の写真撮影)
③ 10日後以降に衛生士のホワイトニングチェック(2回目の施術)
(歯のチェック + 歯の色の写真撮影)
「どうしても、もっと白くしたい」という方には『¥18,000(税込)』でオパールエッセンスGoの2クール目追加実施をおこなっています。
<注意点>
※オパールエッセンスGoの2クール実施は医療安全の観点から推奨はしていません。
※オパールエッセンスGoを2クール実施した際の健康被害については当院の責任外となります。
※ホワイトニング初日はホワイトニングトレーを口腔内に90分間装着した状態でご帰宅していただきます。
ホワイトニング実施日
土曜日は衛生士の予約が取れないため、ホワイトニングは平日のみおこなっています。
ホワイトニング キャンセル規定
※ホワイトニング施術を予約した日の3日前から予約取消・予約変更には下記キャンセル料が発生します。
2~3日前:2,000円、 前日:5,000円、 当日&無断キャンセル:8,000円
(キャンセル料は指定の口座にお振込みいただくか、窓口でのお支払いとなります)
タッチアップ(再ホワイトニング)
ホワイトニングの効果は永久的ではありませんが、6カ月~1年間のあいだでタッチアップ(再ホワイトニング)をおこなうと白い歯を簡単に維持できます。
定期的なタッチアップで白さのメンテナンスをすることが大切です。
ホワイトニングカード
当院は、初回ホワイトニング終了時に「ホワイトニングカード」を差し上げています。
ホワイトニングカードと診察券を受付に提出すれば、医院の指定する間隔でメンテナンスにいらしている方に限り、
前回ホワイトニングをしてから6カ月以上の期間があいて再ホワイトニングをご希望のときは、タッチアップ用にオパールエッセンスGoの窓口販売をおこなっています。(転売防止のため、1人1箱)
タッチアップ用オパールエッセンスGoの価格
前回ホワイトニングをしてから6カ月~1年未満『¥16,000(税込)』
前回ホワイトニングをしてから1年以上 『¥18,000(税込)』
(価格は今後の物価変動によって随時変更となります)
※医療安全の観点から前回ホワイトニングをしてから6カ月以内の薬剤販売はしていません。
※医院の指定する間隔でのメンテナンスにいらしていない方が「再ホワイニング」をご希望の場合は、再び初回正規料金、初回施術回数が必要となります。
タッチアップ用薬剤販売の注意点
タッチアップは薬剤の販売のみなのでご予約は必要ありませんが、ホワイトニング剤の在庫がないときはお取り寄せになるので、前もってお電話で在庫確認をしてからお越しいただくことをおすすめします。
(在庫確認のお問い合わせはお電話でお願いいたします。システムの都合上、メールのお問い合わせにはお返事しておりません)
ホワイトニングカード紛失時は500円でカードを再発行
ホワイトニングカードが無い場合の薬剤販売はしていません。カード紛失時は500円でカードを再発行してからタッチアップ用薬剤を購入するかたちになります。
タッチアップ用薬剤は本人の使用が前提
タッチアップ用薬剤は本人の使用が前提での販売となります。本人以外の使用や転売が認められた場合は30,000円を医院にお支払いしていただきます。