微笑んでいるおじいちゃん

国民皆保険は費用負担が少なくてすみ、日本が世界に誇る優れた社会インフラだと思いますが、診療上の制約も多いです。

70代の方が「入れ歯にヒビが入ってしまいまして‥」とおっしゃって来院された例をご紹介します。

割れた入れ歯

拝見すると確かにヒビが入っています。

通常ならば新しい入れ歯をつくるのですが、この場合はそうもいきません。

揺れている前歯

上の歯の一本が大きく揺れているからです。

痛くはなく、出来ることなら歯を抜きたくないとのことで、そのまま様子をみているのですが、残念ながらいつ抜歯になってもおかしくありません

抜歯になると、その時には入れ歯の新製が必要。

そして、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、入れ歯は健康保険制度では半年に一回しかつくれません

今回新しくつくってしまうと半年以内に抜歯になった場合、入れ歯がつくれなくなります。

修理した入れ歯

ですので、上のように修理し状況を見守ることにしました。

厄介な保険のルールです。